治療方針について

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当院の治療に対する方針です

診療理念

当診療室の診療方針は、 患者さん個人の真の利益を追求していくことです。 その為には、患者さん個人の問題に 最新の確かな歯科医療情報および 術者の技量を組み合わせ よく考察し、患者さんと術者がよく相談し、 充分に納得した上で問題解決をしていくことを 常に心がけていきます。また、お口の中の健康を維持していくには むし歯や歯周病などの病気にならないこと、 その為には予防が大切であることを 皆様に広く認識してもらえるよう 常に努力していきます。

治療に対する恐怖や痛みに対して

■歯医者が嫌いで困っている方へ

受診される患者さんから「実は歯医者が嫌いなんです」と言われることは少なくありません。
私も臨床に携わるようになり四半世紀近くになりましたのでもう聞き慣れてしまいましたが、卒業当初は面と向かってあなたが嫌いですと言われるような気がして、ちょっと落ち込むことがありました。
どうしたら好かれるんだろうかなどと真剣に悩んだことがありました。

今では「嫌い」という言葉の裏側にはどんな気持ちがあるのだろうと考えるようになりました。
いろいろと話すうちに何となく次のようなことに原因が多いことが分かってきました。
1痛い
2怖い、不安
3恥ずかしい
この3つが「嫌い」の原因の多くを占めるようです。

痛い、怖いと感じる方は過去の辛い経験、
あるいは人から聞いたイメージが関係しているようです。
小さい時に押さえつけられて治療した、
痛いのに我慢させられた、
などの経験が強烈だと体が拒否反応を示してしまうこともあります。
また怒鳴られた、傷つくようなことを言われた、
などの経験も原因にあるようです。
歯が削られる、抜かれるなどの治療を受けると、
口の中から歯がもっと失われていく恐怖を感じる方がいるようです。
また、こんな悪い口の中を見られるのが恥ずかしい。
こんなに悪くして!と避難されるのがイヤだと思う方もいらっしゃいます。

口の中の具合が悪いのに、
歯医者に行ってさらに嫌な思いをするのかと思うと、
行かなくちゃといけないと頭で解っていても行動に移せない。
あるいは、自分の歯はどうなってしまうのだろうという不安、
どんな治療をされるのだろうという不安、
初めての歯医者に行く前にはものすごく心配があると思います。

そんな不安をなるべくなくすように、
安心して来院できるように、
当院ではいろいろと準備をしています。

■見えないこと、解らないことに対する不安や恐怖に対して

まずはヒアリングを行います。
この時に嫌なことや辛いことがあれば詳しく伺います。
そして検査に移ります。
(当日はどうしても必要な緊急処置以外は、基本的に問診と検査のみ行います)
口の中がひどくても、
むし歯が多くても、
歯周病が進行していても非難されることはありません。
むしろ、ここまで我慢してきて大変だったんだな、と思います。
私たちは今まで数多くの口の中を診ています。
びっくりすることはありませんし、毎日の出来事です。
恥ずかしがらずにみせていただけたらお役に立てるかもしれません。

希望していないのにいきなり歯を削られる、抜かれるといった心配はありません。
そして次のアポイントでは今のお口の中の現状の説明と治療案をお話しします。
治療にはいくつかの選択肢があることが多く、どの治療がその人にあったものか、
患者さんと一緒に相談して決めていきます。
そこでだいたいの治療内容、日数、費用などが見えてきます。
これで患者さんと歯科医と双方が納得した上で治療を進めていくことができます。
(あまり現実的ではない治療を希望されてもできないことはあります・・)

■実際の治療に対する恐怖や痛みに対して

まずは治療中あまり我慢をしなくてもいい、ということを知ってください。
治療を受けるのはあなた自身です。
嫌なことを拒否する権利があります。
できることから始めていくことができますので心配はいりません。

そして痛みがでそうな治療の場合は麻酔を行います。
麻酔は痛みを抑える方法の一つです。
麻酔は受ける人によって様々なやり方があります。
心配な方は事前によく相談してから行います。
麻酔は普通あまり痛くありませんが、痛みの感じ方は人によってさまざまです。
表面麻酔といって注射の前に粘膜に塗る麻酔もあります。
笑気鎮静法といって鼻から笑気ガスを吸いながらリラックスして麻酔する方法もあります。
また静脈内鎮静法といって点滴で麻酔をして行う方法もあります。
色々なやり方があるのでその人にあった方法を考えていくことができます。
安心して治療を受けるための一つの方法なのだと思ってください。

このようにいろいろと心配事に対する配慮はしておりますが、
一番大事なことは一人一人不安や痛みに対する感じ方が違うということです。
その人にあったオーダーメイドのやり方があるということです。
それは患者さんと一緒に見つけていくことができると思っていますので、
当院ではコミュニケーションを大切にしています。


当院の設備についてご紹介します

精密治療について

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当院では治療の際にマイクロスコープを使い、より精密な治療をお約束しております。
マイクロスコープとは、実態顕微鏡といって拡大してみる装置です。マイクロスコープによって、歯を10倍以上もの大きさに拡大して治療を行うことができます。細かいところを見ることが可能になり、削る場合も極力少ない量ですむことができます。
また、細部まで綺麗に仕上げることができます。

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また、双眼ルーペという拡大鏡も使用しています。

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マイクロスコープは倍率が高いうえ、
見る場所と同じ部位からライトで照らすので影ができないというのが大きな利点です。
ルーペはいろんな方向から見られるといった利点があります。双方を使い分けて、精密で正確な治療を行っています。


診療室について

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治療は、患者さま一人一人とじっくりと歯の治療に関して説明や相談をさせていただきながら、よりリラックスして治療をうけていただくために、個室で行います。
また、小さなお子様の治療は、付き添いのご家族が自然な状態でそばについていてあげられるよう工夫した個室で行っております。

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待合室には治療の前後にリラックスしてお過ごしいただくために、お子様のための絵本やこだわりのグッズ等をおいています。